7月25日(水)
データ・セキュリティの現状:2018年

27B

ガートナー
リサーチ ディレクター
ブライアン・ローワンス

概 要:

セキュリティ/リスク管理リーダーはデータを広範な資産 (および負債) として扱うセキュリティ戦略を策定する必要がある。新たなデータ・プライバシー法の施行や増加を続けるデータ流出は、ビジネス・リスクを増大させている。データ・セキュリティ・ガバナンスは、新たに登場しつつあるリスク・ベースのフレームワークであり、サイロ化し分散したデータ・セキュリティ製品全体の計画策定と調整に役立つ。

スピーカープロフィール:

ガートナー リサーチの情報セキュリティ/プライバシー リサーチ組織の1つ「セキュア ビジネス イネーブルメント」グループでリサーチ ディレクターを務めている。専門は、構造化/非構造化データの暗号化、データ中心の監査と保護、暗号鍵管理、CASBとクラウドでのデータ・セキュリティ問題、電子署名、インフォノミクス、その他情報セキュリティ/リスクなど、データ・セキュリティに関する幅広い問題に及んでいる。
QinetiQ Ventures Groupのプロダクト・ディレクターとして、ビジネス・スタートアップの開発に携わった。また、スケーラブルなネットワーク・セキュリティ・ソリューションの開発も指揮し、その中では、量子鍵配送、鍵管理のほか、光ネットワーク環境全体を網羅する暗号化と認証機能を備えたネットワーク管理システムに取り組んだ。量子鍵配送の国際標準を作成する作業グループ (ETSI QKD_ISG) の副会長も歴任している。