7月26日(木)
取材記者が見たセキュリティの盲点
~「あの時」何があったのか 全てお話しします~

GU2

朝日新聞社
編集委員(専門記者)
須藤 龍也 氏

概 要:

物事には「死角」があります。セキュリティもしかり、です。
あらゆる角度から検証して「大丈夫」だと確信しても、思わぬところに「盲点」が潜んでいます。
それは一生懸命生み出した製品だったり、社内の業務システムだったり…
7年近くにわたりセキュリティに関する取材を続けてきた中で、多くのインシデントを目の当たりにしてきました。
そこには様々なドラマがあり、インシデントの境界を越える「分水嶺」がありました。
本講演では、取材の流れを追って当時のインシデント発覚の過程を再現します。
そして次への「教訓」になるよう、みなさんと一緒に考える機会にしたいと思います。

スピーカープロフィール:

朝日新聞編集委員(サイバーセキュリティ担当専門記者)で主にネット犯罪、サイバー攻撃、不正アクセス事件などを取材。
1994年に朝日新聞社に技術職で入社。新聞制作、選挙システムの開発や運用に従事した後、99年に記者職に転向。東京本社社会部、特別報道部などを経て2016年から現職。「パソコン遠隔操作事件」(2012?13年)では真犯人とメールのやり取りを重ね、2014年には日本国内のインターネットに接続されていた機器の情報をプログラムで収集し、ウェブカメラや複合機、スマートハウス制御機器(HEMS)が誰でも操作し、見ることができる状態で大量に設置されていた実態を調査報道した。