7月14日(金)
トップ記事の裏側:グローバルなサイバーセキュリティの脅威と先進プラクティス

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ガートナー コンサルティング
バイス プレジデント
ボブ・スモック
概 要:

サイバーセキュリティにおける失敗の多くは、テクノロジとは関係ない。むしろ、不十分なガバナンス、適切に実行されていないプロセス、多層防御的なセキュリティ・アーキテクチャにおける欠陥、ビジネス目標に合致した包括的な企業セキュリティ戦略の欠如によって起こる傾向が強い。
多くのセキュリティ責任者は世間で注目を浴びている高度な技術的脅威にセキュリティ・プログラムの焦点を絞っているが、基本的なセキュリティ精査ができていない。結果として、コスト超過や計画の遅れのほか、評判の失墜、セキュリティ・インシデント、データ漏洩といった問題に常に悩まされ、最終的には業務のやり直しや復旧に追加コストがかかったり、セキュリティ・リーダーやビジネス・リーダーの潜在失業につながっている。ガートナーは過去6年にわたりサイバーセキュリティ評価をグローバルに実施してきた。
本セッションでは、この評価で収集した数百件の回答を基に、今日の企業が引き続き対応を迫られているセキュリティ・ガバナンス/オペレーションの上位トレンドから得られた知見および教訓を紹介する。

スピーカープロフィール:

ボブ・スモック
テキサス州ヒューストンを拠点に活動するボブ・スモックは、IT業界のコンサルタントとして30年以上活躍している。ソフトウェア/インフラストラクチャの開発/運用、ITアーキテクチャ・エンジニアリングと設計、上級/エグゼクティブ・レベルのITマネジメントといった経歴を持つ。また、IT /情報セキュリティ、ミッション・クリティカルなリスク管理においても25年を超える経験を持っている。その卓越したリーダーシップと豊富な専門知識を駆使して、行政、航空宇宙、防衛、金融サービス、医療、教育、保険、製造、サービス・プロバイダーといった幅広い業界で数多くのIT /セキュリティ・プロジェクトを成功へと導いてきた。